SD1 いきもの
2018年 11月 13日
SD1 インドネシアのいきもの
小学部1年生を対象に「インドネシアのいきもの」について、レクチャーを行いました。おさるのもんちゃんが案内役となり、海のいきもの、森のいきもの、さるの仲間を紹介しました。
まずは、海のいきもの。サンゴとシーラカンスを紹介しました。え?シーラカンスはインドネシアのいきもの?と思うかもしれませんが、シーラカンスはインドネシアとアフリカの海でしか発見されていないのです。ヒレには関節があって、ほかの魚と違ってグルグルかき混ぜるように動かすことができるのです。まるで歩くように泳ぐといわれ、魚類から両生類への進化の過程ではないかと言われています。
次はスマトラ島に住むいきもの。スマトラトラ、スマトラゾウ、スマトラサイ、みんな体が小さいのが特徴です。スマトラ島の森の中では体が小さい方が暮らしやすいんですね。
そして、子供たちよくご存じのコモド島にいるコモドドラゴン。毒をもっていることや、走ると50mを8秒という速さで走れることにみんなびっくりしてくれました。
スラウェシ島からはバビルサ、ツカツクリ、フウチョウ、サイチョウを紹介しました。ツカツクリは火山の熱で卵を温めるとても珍しい鳥です。さすが火山の国ですね。
最後にたくさんいるサルの中からフクロテナガザル、オラウータン、テングザル、メガネザルを紹介しました。毎年人気のメガネザル。体はとっても小さくて100gぐらいしかないのに3mもジャンプできるんですよ。暗闇で活動するために眼球が大きすぎて動かすことができないため、首をまわして周りを見ます。首を180度まわして後ろを見ることができるのです。
今年はインドネシアでアジア大会がありました。アジア大会のマスコット ゴクラクチョウのビンビン、ジャワサイのカカ、バウェアンジカのアトゥン。1年生のみんなもよく知っていました。でも、ゴクラクチョウもジャワサイもバウェアンジカも絶滅危惧種なんです。インドネシアのいきものの中には絶滅危惧種がたくさんいるので、動物のことを知って大切に思ってほしいです。
レクチャーの後は、体験コーナーです。オラウータンの腕の長さを体験したり、メガネザルのジャンプ力に挑戦したり、コモドドラゴンの体長と背比べをしたり。元気いっぱい楽しんでくれました。